家族も友達もいない独り者の私は、人と喋る頻度が恐らく普通の人よりも少ないので、いざ喋ろうとすると自分の声の音量調整を誤ってしまいがちです。
金曜日はテレワークで、奇跡的に朝から夜まで会議もなく丸一日黙々と自分の作業に没頭。
21:00を回ってしまったので仕事を切り上げ、冷蔵庫を開けて中身を確認するも、中身は空っぽ。
金曜日の夜だし何か美味しい物でも食べに出掛けようと、近所の海鮮系居酒屋へ。
入店すると元気な店員さんの「いらっしゃいませ!何名様ですか?」の声。
私は、賑やかな店内の雰囲気とマスク着用していたので、解りやすく人差し指を「トゥース」の形で「1名です」をアピール。
※まだこの時点で、私は前日から声を出していない状態
「カウンター、どうぞ〜!」と案内され、着席するやいなや「とりあえず、生ビールをお願いします!」とコール。
うっかり、礼儀正しい小学生の様な大きくハキハキした声でコールしちゃいました。
店員さんは真横にいるからそんなボリューム出さなくても聞こえるのに、音量調整機能がバグってしまって。
ちょっぴり恥ずかしいですね、こんな時って。
でも、初っ端この音量で行っちゃったので、次の注文時に急にボリューム下げると、「あ。このお客さん、さっき確実にボリューム間違ってたんだな」ってバレちゃうので、この後はずっとこの音量で押し通すしかないと覚悟する私。
1週間、よく頑張った!と自分を労い、麦入り炭酸ジュースを一気に飲み干します。
お通しは、ひじきの煮物で、独り身のおじさんには嬉しい仕様。
空腹にビールを入れると、更に空腹さが際立ちますよね。
ところで、「喉が開く」って感覚、あるじゃないですか、ビールを飲むと。
一気に飲み干したもんですから、喉が開通した感覚に包まれます。
私「お刺身7点盛りと、アジフライをお願いします!」
開通した私の喉から発せられるオーダーは、さっきよりもハキハキ通る声になってしまい、もう恥ずかしくて仕方ありません。
厨房でアルバイト店員さん達に陰で「ハキハキおじさん」と呼ばれていても仕方のない音量。
ちなみに、刺身7点盛りですが、サービスでもう1点付けてくれて8点盛りなのが嬉しいところ。
海鮮系のお店なので、もう間違いのない安定の美味しさ。
そしてアジフライも、肉厚でフワサク。
オリジナルのタルタルソースも美味しくて、頭に浮かぶ文字は「シアワセ」の4文字。
ホッピー(黒)を追加。
私「鯵のなめろうをお願いします!」
もう今夜はハキハキおじさんで押し通します。
永遠に食べ続けられるくらい美味しくて大満足でした。
Never ending NAMEROU!!
ここでホッピーの「中」を追加。勿論ハキハキボイスで。
※どうでもいいですが、私はたんぽぽの花も大葉も食べます
ハキハキおじさん「ポテトサラダをお願いします!」
ポテサラの美味しいお店は、他の料理も美味しい説がありますが、100%同意です。
いぶりがっこが細かく入っているので、コリコリとした食感やスモーキーな香りもあってめちゃくちゃ美味しいポテサラでした。
ハキハキおj‥「アオサ豆腐をお願いします!」
そろそろお腹も膨れて来たので、コレが最後のオーダーとなりますが、相変わらずノックを受ける少年野球の児童の様な発声でコール。
人気メニューとのことですが、多分全員頼むんじゃないかと思うくらい美味しかったです。
温かいお出汁にアオサとお豆腐、というシンプルな構成だけどこれ以上ないほどベストなお味。
生姜が全体を引き締める役割を担っています。
まるで仕事中の私の様に。
(嘘です。閻魔様、舌は引っこ抜かないで下さい。)
料理は全て大満足な美味しさでした。
次回は発声練習してからベストな声量を確認してから入店する予定です。
まぁそんな訳で皆さんごきげんよう!(←ハキハキボイスで)
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