棚卸し

自分ってどんな人間なんだろう？

これって、誰もが皆、1度は思う事だと思いますけど、的確に言語化できる人って結構少ない様に思えます。

私も自分がどんな人間なのかなんて良く解らないし、他者からの評価も千差万別ですし、自分の事を好きになってくれる人もいれば嫌いな人もいる訳で。

まぁそうは言っても、人間50年も生きていると、不本意に傷付いたりしたく無いので、自ずと守りに入ってくる訳なんですよね。

なのでなるべくそういったリスキーなゾーンには、うっかり自ら近づいて行かない様にする為に、そして出来る限り自分にとって快適な物事に包まれて生きていける様、自分の好き嫌い得意不得意を棚卸ししてみようかなって思いまして、思い付くまま機械的に洗い出して見ました。

右上が「好き」、右下が「得意」、左上が「嫌い」、左下が「苦手」と言う構成です。

全体感としては、「好き」のノードと「苦手」のノードは拡がりがありますが、これは多分、日々の日常生活の中や仕事の中で感じることが多い分、ダイレクトにリストアップしやすかったんだと思います。

細かく見ていくと、実は「好き」のノードは拡げようと思えばもっと限りなく拡がってしまいそうだったので抑えたのですが、その結果がこんな感じなので、本来はもっと歪なバランスになっていたと思います。色んな事に興味が発散するタイプなんだと思います。

割と、自分にとって楽しそう/好きそう/心地良さそう…と思えば脊椎反射ですぐに実践したりするフットワークの軽さみたいな部分はあるかと思います。

また、「得意」のノードと「嫌い」のノードと「苦手」のノードを見ていてふと気付いたこととしては、ひょっとしたらASDやHSPの気質があるのかもしれないなぁと言うこと。

今まで自分の特性など言語化したことも無いですし、どうしようもなくてお医者さんを頼ったりまではなかったので、気付かなかっただけなのかもしれませんが、これまでの人生の中で生き辛いなぁと感じる面とかを思い返すと確かにこの辺りの特性が起因している様にも思えたりしますし、妙な納得感というか「やっぱりね」といった腑に落ちた感があります。

…とは言えちゃんとした診断を受けた訳では無いので、そういった気質があるのかもなぁというレベルでしか無いのですけれどもね。

まぁでもたまには自分を棚卸しすることで見えてくる事もありますし、自分の特性を知ることで不用意に自分を傷付ける何かに自ら近づいていってしまうリスクなどにも対応することもできますし、自分に足りない物を上手く補充したり、それが得意な人に委託したりしてストレスを軽減したりもできますしね。

自分がそういう特性を持っていて人生に躓いたりするのはもう慣れっ子ですが、ちょっとしんみりしてしまったのは、自分の両親からすると、こんな特性を持った子供は、とても育児が大変だったんじゃ無いかなぁと。

結婚して子供を授かったりすると皆さん親の大変さを身をもって体験し、親への感謝の気持ちが芽生える…と言う体験を恐らく若くして味わってらっしゃるんだと思いますが、私は結婚したことも子供を授かった事もの無いので、イマイチ自分の親への感謝の気持ちって、感謝はしているけれどもそこまでリアルに感じたりした事は少なかったのですが、なんだかこうやって自分がどんな人間なのか棚卸ししてみると、初めて見えてくる自分と言う人間の特性について、思うところがあり、今になって親への感謝を感じる事ができた様に思えますし、逆にだいぶ迷惑を掛けてきたなぁって思いも強く感じます。

幸い両親もまだ健在なので生きているうちに親孝行していけると良いなと思いますが、何が親孝行になるのかも解らないので、顔でも見せに近いうち実家に帰ろうかななんて思いました。

ホントは恋人や子供を連れて帰省出来れば1番の親孝行なんですが、レンタル家族くらいしか思いつきませんので軽く切腹しようかなと思います。

まぁそんな訳で皆さんごきげんよう。