寝付きが悪い時に「好きな匂い」を出来るだけ多く思い浮かべると良い。
以前、そんなことをどこかで聞いた事がありましたが、私はのび太級に即寝スキルが高いので、昨日まで思い出しませんでした。
昨日は仕事の中で心が擦り減る様な思いをし、ずっとモヤモヤしていた為、寝る間際にそれを思い出してしまい、全くスキルを発動出来ずに寝付けず、「好きな匂い」の話を思い出した訳です。
自分の好きな匂い……。そう考えるとパッと「〇〇の匂い」と出て来ず、若干苦戦するも、シチュエーションとか季節とかそう言ったメタ情報も一緒に思い浮かべると出て来やすい事に気付き、そこからはコツを掴めました。
◆例えば、季節特有の匂いで言うと…
・夏、夕立が降り始めた際の、今まで熱されて埃っぽかったアスファルトが雨で濡れ始めた時のあのモワ〜ンとした匂い
・冬の夕方、民家の換気扇から漂ってくる幸せ家族を象徴するホワイトシチューの匂い
◆例えば、シチュエーション特有の匂いで言うと…
・早朝の森の木々と土が、夜つゆに濡れたあの匂い
・夏祭りの屋台から発せられるソースの匂い
・花火大会の微風に漂う火薬の匂い
・BBQ場から風に乗って流れてくるフランクフルトの焼ける匂い
◆例えば、身の回りに愛用している匂いで言うと…
・ファブリーズ(ラベンダー&ユーカリ)の匂い
・無印良品のインテリアフレグランスオイル(CLEAR)の匂い
・CHANELのANTAEUSの甘くて重めの匂い
・お香(沈香)の匂い
◆例えば、場所特有の匂いで言うと…
・デパートや百貨店の化粧品売り場の、エリアごとに色々な匂いが立ち込めるあの匂い
・アロマデフューザー売り場の、数種類のサンプルが混じったあの匂い
・材木屋の前を通りかかる時にふと香るおがくずの匂い
・仕込み中の料亭から漂う1番出汁の匂い
・お寺さんの本堂に染み付いたお線香の匂い
こんな感じでポンポン思い浮かびますが、その匂いを思い浮かべる際に必ず「その匂いに紐付く記憶が映像となって」思い浮かびますので、それが寝付ける効果なのかもしれません。
好きな匂いに紐づく記憶は自分にとって良い記憶だったりするので、そちらに意識が向き出すとリラックスし始めて、頭の中のモヤモヤから違う次元の方に意識を向けられ、割と速い段階で寝付けたのは、のび太レベルのエリートの私にとって今まで経験したことのなかったアハ体験でした。
もし寝付きが悪い時には、是非お試しになられるのをオススメします。
まぁそんなこんなで私自身は、加齢臭や異臭を放ち、他人に嫌な記憶を植えつけない様に気を付けて生きてまいります。
それでは皆さんごきげんよう。