4月の頭にNHKの番組ディレクターの方から取材の申し込みを受けまして。
…と言うところから話を始めます。
4月の頭、このブログの問い合わせメールに、取材申込みのご連絡がありました。
取材の趣旨と経緯としては…
"現在中高年の一人暮らし男性を取材しており、様々なライフスタイルを送る彼らのリアルな生活ぶりをインタビューしている。まだどの様な番組になるかは決まっていないのだが、ご協力頂けないだろうか" と言った旨のアプローチ。(←大分端折ってますが実際の文面はこれを3億倍丁重にした文面です)
人伝いで中高年一人暮らし男性の暮らしぶりを色々とインタビューしているそんな中で、私のブログに辿り着き、取材の申し込みに至った…という経緯とのことでした。
私の方は、NHKファンの1人でもあり、断る理由は何1つ無い為「取材、お受けします。」(←大分端折ってますが実際の文面はこれを2倍丁重にした文面です)とお返事。
そして本日、あれよあれよという間に、取材当日を迎えました。
楽しみ8割、緊張3割、そんな面持ちでいざ待ち合わせ場所へ。
取材内容としましては、仕事・結婚・生活・ブログ・SNS・老後・実家・タスク管理・趣味・友人関係・こだわり・野望・諦め…と言った様な切り口の質問に対し、聞かれるがまま答えると言うスタイルで約1時間、初インタビュイ体験を経験してまいりました。
私のブログ記事を色々とお読み頂いた上で話を掘り下げて頂いているのが解り、それが不慣れなインタビュイの私にとってはとても嬉しく、ディレクターさんのプロのインタビュアとしての姿勢に感動を覚えました。
そして終始、とても気を遣って下さっているのも感じました。
一般的に、中高年男性はキレやすいと言われますし、横柄だとも言われますので、そう言った意味でも気を使わせてしまっていたかも知れません。
そう言ったお気遣いの元、私は初のインタビューに浮き足立ちつつも気持ちの良い楽しい時間を過ごせました。
ところで。
取材の中で、うまく答えられなかった点が3つありました。
こだわり・野望・諦め。
この3つ。
この3つについては、なぜか明確な答えがパッと見つかりませんでした。
まずは「こだわり」。
恐らくきっと、生活の中でこだわっている部分というのはあるのだろうけれども、改めて聞かれた時に「これが私のこだわりです」と言える様なものが無く、ちょっと自分に対して残念な気持ちになりました。
ファミレスですらシェフのこだわりハンバーグとかあるのに、私には何のこだわりも思い浮かびません。
ファミレスのシェフ、実際はアルバイトの学生なんだけどな…とか考えていたら、余計に全くこだわりを思いつかず断念。
そして色々と話題が移り変わり、次に回答に頓挫したのが「野望」。
日頃、長いものには巻かれたく無いタイプで、色々抗って生きている筈なのに、インタビューされた途端、野望の2文字が全く思い当たらず。
野望野望野望…野望といえば信長、信長といえばホトトギス殺してしまうおじさん、みたく連想ゲームが脳内で繰り広げられ、野望についてもうまく答える事ができませんでした。
そして最後は「諦め」。
これもきっと、これまでの自分の人生の中で取捨選択しながら、諦めたり手放したりしてきた事がある筈なのですが、初インタビューで浮き足立っている私は諦めについて全く頭に思い浮かぶものがなく、回答そのものを諦めました。
結婚や子供を持つことについては、一種の諦めなのかも知れませんが、渇望している中での諦めではないので、自分の中で諦めた感も薄く、濁した回答となってしまいました。
皆さんもこの辺の回答は事前に考えておいた方が良いかも知れませんね、急に聞かれても答えられる様に。
まぁそんなこんなで緊張しつつも、終始和やかで楽しい時間を過ごさせて頂きました。
最後に「話したけど、ここはカットして欲しいと言う点があれば言って下さいね。」と、最後の最後までお気遣い頂き、取材終了。
緊張からの緩和、と言うことで、天気も良いし昼飲みできるお店へ。
三軒茶屋の「味とめ」さんに。
味とめさんは、改装前のTHE⭐︎昭和の大衆酒場!って感じの旧店舗の頃は良く通っていたので懐かしさも噛み締めながら、生ビールで気道確保、意識回復、無事一命を取り留めました。
鯵のたたき。
ほんのり味噌が効いていて生姜とナイスマッチ。
めっちゃ美味しかったです。
ポテサラ。
シャキシャキ感を醸し出しているのは玉ねぎスライスかしら?とっても好き。
味とめさんと言えば、モツ煮。
優しいお味。
取材でも優しく接して頂き、モツ煮にも優しく接して頂き、優しさに囲まれる恵まれた人生。
調子に乗って、鰻身串と鰻肝串。
鰻に対する絶大なる信頼感。
うまい。
生ビール2杯飲んでお腹もいっぱいになりつつあるので日本酒にシフト。
メニュー「本日の日本酒」は、3種類から選べて、私は京都のお酒「こんちきちん」の純米吟醸をチョイス。モッキリスタイルで。
思えば、今週は仕事がヘビーでほぼ毎日遅くまで残業生活だったもんで、ストレスもこの こんちきちん くらいの表面張力でした。
一方、こんちきちん。超スッキリフルーティ!世の中からフルーツが絶滅しても、フルーティー担当はこんちきちんが担ってくれる筈。
ほろ酔いになったので、日陰の涼しいところを選びながら、散歩がてら遠回りして帰路に。
今日の取材、もしも番組として形になっていく時には改めてご連絡頂けるとのことでしたので、楽しみにしています。
もしも事前に番組名や放送日が解れば、このブログでもお知らせするかも知れません。
まぁそんな訳で皆さんごきげんよう。