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50代独身おじさんの日常

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メンタルの強さを科学すると詐欺の本質が見えて来たりするのかも知れませんよねというお話

色々な方のブログの中でも、数多く言及されているテーマとして、「メンタルの強さ」について言及されているケースは非常に多くお見受け致します。

今回は、そんな「メンタルの強さ」とはなんぞや?について考察をしてみたいと思います。

私は自分自身、何を隠そう メンタルが弱い方の人間 だと自覚しております。
それもかなりエリートクラスの豆腐メンタルマンを自負しております。

ただ、自分ではメンタル弱めだなと思っているのに対し、他者から見ると「メンタル強いよね」、と言われたりすることもしばしばあり、この「メンタルの強さ」って、なんじゃらほい?という疑問をずっと抱いておりました。

私の性格からして、こういった掴み所の無い物事って気持ち悪くて仕方ないんですよね。
何とか理屈や仕組みを理解してスッキリしたい、そんな欲望が沸々と湧き起こってきます。


で、色々調べていると、こんな表現に辿り着きました。

"メンタルとは、内側から、メンタル層→価値観層→ロジック層という核の殻の様な構造をしている"

なんかそれが、今の私には物凄く腑に落ちました、という所から今回のお話はスタートする訳ですが…。


どうにも言葉で説明しようとすると難しいので、図も交えながら皆さんと一緒に考えたいと思います。

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"メンタルとは、内側から、メンタル層→価値観層→ロジック層という核の殻の様な構造をしている" というのは、上図の様なイメージです。


そしてこの、メンタル層価値観層ロジック層それぞれの厚さにより、いわゆる「メンタルの強さ」が形作られるのだと。

なので、一口で「メンタルが強い」と言っても、
メンタル層、価値観層、ロジック層、総べてが分厚いケースもあれば…
メンタル層は薄いけど、価値観層、ロジック層が分厚いケースもあれば…
メンタル層が分厚いけど、価値観層、ロジック層は薄いケースもあって…
それこそ千差万別ということらしいです。

まぁ千差万別と言っても、実際は組み合わせパターンで言うと2×2×2=8通りのパターンしか無いんですけどもね。


まぁそれはさて置き…
各層についてそれぞれの特徴を詳細説明をしていきます。


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まずは、【メンタル層】について。
このメンタル層というのは、その人が元来持っている気質/本質といった部分で、"心配性" とか、そういった部分らしいです。

なので、心配性といった特性を持つ人は、心配性ではない人と比べると「この層が薄い」と言えると。
メンタル層の厚さは、例えば他にも、"何事においてもマイナスに捉えてしまうネガティブさ" ですとか、"失敗した時に長くそれを引きずってしまう" とか、そういった「本人の努力ではどうにもこうにも変える事の出来ない生まれ持った資質・特性」を指し、その総合的なものからメンタル層の厚さが決まる、と。


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次に、【価値観層】について。
先ほど述べたメンタル層は「本人の努力では変える事が出来ない」為、この価値観層ではそれを価値観を強固にする事でもって補完しようとする層らしいです。

なので先ほどの例に挙げた「心配性」な自分を落ち着ける為に(別の言い方をすると、メンタル層の薄さを補うべく)、この価値観層では「心配性なのは悪い事では無く、他人よりもリスク察知力に長けているのだ」と価値を見出し、それを信じようとする訳ですね。
その思い込みで、何とか自分の心を平衡に保とうとするらしく、この層で見出した価値観の強固さが、価値観層の厚さとして現れる、と


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そして最後は1番外側の【ロジック層】について。
先ほど述べた価値観層は「何とか自分の心を平衡に保とうとする」訳ですが、ロジック層では、それを確実なものとする為にロジックで論理武装しようとする層らしいです。

なので「心配性なのは悪い事では無く、他人よりもリスク管理に長けているのだ」の理由付けとして、「なぜなら、他者よりもリスクを事前に察知できる事で大きな失敗は避けられるから、心配性は良いことなんだ」といった具合に価値観層で築き上げた価値観を正当化する論理を組み立てようとする訳ですね。
その論理構造が強固であればあるほど、このロジック層は厚くなり、外部からの攻撃に対する耐性も強くなる、のだと。


…というのが、メンタルにおける3層構造の理論な訳ですが、何となくイメージは伝わりましたでしょうか?


鶏の卵みたいな感じ、というのが分かり易いんですかね。
黄身はすぐに崩れてしまう大切な部分なので、周りを白身で優しく包み込んで守り、1番外側は卵の硬い殻で中身を守る、と。

私は、自分自身メンタルが弱いと思っているにも関わらず、他者からはメンタル強いよね、と言われるのは、上記フレームワークに自分を当て嵌めて考えたら、割とすんなり腹落ちした、という訳で、今回トピックに挙げた次第でございます。


自己分析をするに、
私の場合は、深層心理として恐らく「自分は空っぽで薄っぺらい人間なので、何事においても自信が持てない」というのが根底にあるんだと思います。
事実、これと言った能力やスキルはありませんし。
※「自信が無い」という事に関しては、「自信満々」で言えてしまうこのParadoxy。

なので、【メンタル層】は、なかなかの薄っぺらさを誇るのではないかと思う訳です。
エリート級の薄っぺらさ。

そんな薄っぺらいメンタル層を保護すべく【価値観層】では、裏付けのあるデータや事実が自分の中にあれば、多少なりとも自信が持てる様になるはず!といった心理が働く訳ですよね。

しかし、総ての物事に対して1つ1つ裏付けやデータを自分の中に蓄積し、都度適切にそれらを引き出しから出して使う、というのは理想ではあるけれども、実際問題としてそれは無理だと言えます。

なので、【ロジック層】では、裏付けのあるデータや事実を最短距離で導き出す為の考え方やセオリーを知っていて、それを使いこなせさえすれば、データに基づく論理的な説明ができるよね という論理構造が自分の中で構築される訳ですよね。

そう言った心理的背景もあり、物事の考え方そのものや、導き出し方そのものを身に付けて来たのだと、自己分析をした訳です。

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まぁそうやって考えると、出発点としては「自信の無さ」から来るメンタルの弱さという自己評価と、そんな薄っぺらなメンタル層を保護すべくコツコツと厚くしてきたロジック層があり…

他者はそんなロジック層が分厚い私に対してどんなピンチな場面も何事もなかったかの様に落ち着いて処理できるメンタルの強さという他己評価をしてくれますが、その双方の認知の歪みこそが、これまでずっと違和感となっていた訳だ!と、この理論を知って納得した訳です。


ところで…。
この理論を知って、これまでの認知のズレにおける違和感みたいなものについては納得した訳ですが、少し違った別の角度からの気付きというもありまして…。


それは何かと言いますと…
自己評価と他己評価の乖離があると「本当の自分はそんな強い人間じゃないのに…」と言ったような "過大評価に対する違和感" に繋がりますので、そこを上手く利用すれば、相手をコントロールできるんじゃね?と。

例えば日頃あなたに対して少し厳しい物言いの人や、今まで敵だと思っていた人から不意に「キミは、仕事はキッチリ完璧にこなすけど、本当は物凄く繊細で心配性なんだよね?繊細で心配性だから、人一倍そうやって頑張ってるんだよね?ちゃんと解ってるよ?」なんて当てられると、"この人は自分の事を理解してくれていたんだぁ!!" と、すぐに相手を信じてしまったり、心を許してしまうケースってありますが、自分で言っていてナンですが、これって悪徳占い師や詐欺師の手口なんですよね。

まぁ当たるのは当たり前の話で、日本人の実に68%は、"不安な気持ちで生まれてくる遺伝子" を持っているので、10人中7人にこのトークスキルは適用できてしまう訳ですから、詐欺師からすれば勝率7割くらいのEasy Gameな訳です。

これは、メンタルが弱いから騙されてしまう、という構図ではなく、自分の事を解ってくれる相手だと思わされてしまう事で信用してしまう、という構図です。
なので、自分で言っていてナンですが、私から見た "10人中7人" の側に取り込まれない様に、皆さん十分お気を付け遊ばせ、です。

と言う事で、皆さんも悪用はしちゃダメですからね。



何だかメンタルの強さとはなんぞや?という話から、何故か詐欺指南の様な流れになってしまいましたが、このBlog記事を読んだ皆さんの中から、詐欺師を生み出してしまわない事を、強く祈っております。
(バッティングして私の食い扶持が減ってしまうから、ではございませんよー)

まぁそんな訳で、皆さんごきげんよう