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50代独身おじさんの日常

キラキラ要素は0%です。

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突然のセミファイナル

昨夜、夕食の食材を買いに玄関を出たら、マンションの廊下の、ちょうど私の部屋の前にある電球が切れていました。

「お。電球切れてる。」と、なんの捻りも無いそのまんまの感想が口に出てしまい、自分の中にまだピュアさが残っていた事にちょっとした感動を覚えつつ、玄関のドアを閉め、施錠。

そして第一歩踏み出すや否や、As soon as 、足裏センサーが異常を察知。

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スナック菓子でいうと、明治のカール。

そんな感触を、足裏に感じましたが、もう既に踏み出した足を引っ込められる状態にはなく、違和感を察知したまま足を着地したら…

"ジジジッ…!!…クシャリ…。"

「ヒェーーーーー!!」←声にならない声が出ていたかと思います。

もう全身鳥肌です。

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死に損ないの、ひっくり返ったセミを踏んでしまったのです、暗がりの中。

静かなマンションの共用部に響き渡る "ジジジッ…!!…クシャリ…。" というセミファイナル音声と、ビーチサンダルの裏に伝わる短いバイブレーション、私の「ヒェーーーーー!!」という断末魔の叫び。

明治カールの感触なのに、カールおじさんとは対極の鬼の形相になっていたかと思います。

ほんと、近隣住民に見られなかったことだけが、不幸中の幸いでした。

それにしても、普段穏やかな自分の中にも鬼が住んでいたという事に驚きを感じつつも、あの時のあの感触、あの音を思い出すと、一晩寝た今でさえ、全身鳥肌になります。

暑くて汗がひかない時に「汗を一瞬で止めるライフハック」になるかもしれません。

大人になってからというもの、虫全般が苦手になってしまいましたが、Gよりもセミの方が苦手かもしれません。

子供の頃はポケットいっぱいセミの抜け殻を集め回っていた筈なのに。

その時のセミの怨霊なんですかね。

この足裏の感覚とあの恐怖感、相当なトラウマになりそうです。

ちょっとあまりにもショッキングな出来事だったので、自分1人では抱え切れず、Blog記事に書きました。

そんなこんなで、マンションの廊下のセミの亡骸を、共用部の清掃の方に片付けて頂けるのを祈りつつ…。

それでは皆さんごきげんよう