コロナワクチン接種予約を金曜日の夕方に入れておりました。
今回で、7回目の接種となる訳ですが、毎回思うのがなかなか予約が取れない不便さ。
もう少し、予約が取りやすければ、柔軟に予定を立て易いのになぁ〜なんて思いつつ、迎えた接種日当日。
ところが、金曜日の朝、起床してみると、私の身体になにかいつもとは異なる違和感を覚えました。
尋常じゃない悪寒、関節の痛み、喉の痛み、止まらない咳、咳する度にズキズキする頭痛。
熱を計ってみたら、38.2度。
マズいぞ…こんな体温じゃ、折角確保したコロナワクチン接種の予約を無下にしてしまう…。
そう、コロナワクチン接種の接種可能基準の中に「37.5度以上は接種不可」とあるのです。
夕方までに、38.2度の体温を37.5度以下まで下げないことには、今日接種できなくなってしまうのです。
私は常に、発熱しないと心に決めているにも関わらず、こういう大事な日に限って発熱するというポンコツっぷり。
さぁ大変です。
ここから私の "絶対に負けられない戦い" が始まるのです。
AM3:25
市販の風邪薬を服用し、頑張って二度寝。
二度寝スキルがほぼ無い人間ですが、体調不良につき、何とか二度寝成功。
AM6:10
少しは下がっているのを期待しつつも、38.2度と変わらず。
ここで念には念を入れて、風邪薬を服用。
昼休み
満を持して測定するも、38.5度に上がっており暗雲立ち込める。
ここで念には念を入れて、風邪薬を服用。
若干オーバードーズ気味ではありますが、絶対に負けられない戦いがそこにはあるので、致し方ありません。
幸い昼休みから16時までの間は、特に何も予定も入っていないし、自分のやるべきタスクは午前中に全て片付けておいたので、3時間ほど爆睡することができました。
PM16:30
やはり回復には睡眠が必要ですね、一気に37.6度まで熱が下がりました。
コロナワクチン接種用問診票には、当日の体温「36.8度」とかなりサバを読んだ虚偽の申告。
最後の追い上げで、ここで念には念を入れて、風邪薬を服用。
予約を入れているクリニックへは、敢えて徒歩で向かいます。
1駅ほどあるので、早歩きで汗ばめば、身体の表面温度は下がるはず。
そう信じて、悪寒に震え、関節ダルダルながらも、病体に鞭を打ちます。
PM17:10
クリニック到着。
最初の関門は受付嬢。
受付嬢の姿に擬態した鬼が立ちはだかり、手首用のデジタル体温計を金棒の如くこちらに向け威嚇してきます。
バレない様、絶対に咳をしないように我慢しつつ、シレッと手首を差し出します。
Pipipi…計測終了。
鬼「…ん！？819TMMさん、37.6度と出ましたが、体調は大丈夫ですか？この体温だと今日は接種できませんが…。」
私「体調はなんとも無いっすよ♪ 普段から平熱高めだし、それに今1駅分歩って来たので、少し熱が上がっているのかもですね〜♪」
とすっとぼけスキルを発動。
鬼は訝しげな表情のまま奥に引っ込み、医院長のボス鬼と何やら私の処遇について作戦会議を始めた模様。
戻ってきた鬼の手には、脇の下に挟んで計るタイプの体温計。
ははぁ〜ん、鬼の奴め。手を変え品を変え私のコロナワクチン接種を邪魔するつもりだな！
しかしここでうっかり37.5度以上を叩き出してしまうと、今日接種出来ないだけでなく、悪寒と関節ダルダルの身体に鞭打って来たのに、何の手土産もなく惨めにスゴスゴと帰る羽目になってしまいます。
気合いを入れ直し、バレない様に深呼吸し、脇に挟んで審判の時を待ちます。
Pipipi…計測終了。
なんと、奇跡が起こり、36.7度をマーク！！！
気合いで1度近く下げることができました。
コロナワクチン日本代表、絶対に負けられない戦いを制しました。
流石に鬼たちも、この素晴らしい成績の前ではグゥの音も出ず、受付を通さざるを得ません。
次の関門は、ボス鬼(医院長)による問診。
既に36.7度というデータが出ているので、発熱自体についての言及はありませんでしたが、遠回しに「寒気とか、関節痛とか、特に無いですよね？」と、眼光鋭く私の心を見透かす様な牽制球を投げ込んできます。
私「いいえ、特に無いっすね♪」と、本日2度目のすっとぼけスキル発動。
ボス鬼の問診も上手くかわし、無事、コロナワクチンを接種できました。
ちなみに、帰宅後も悪寒や関節ダルダルが治らないので、もう1度熱を計ってみたら、38.4度に戻っておりました。
人体の不思議。
よく、女優は撮影中は汗を止められる、的なことが言われますが、私も同じ様な状況だったのかも知れません。
金曜の夜ではありますが、飲みに行くのを控え、19時にはベッドに入りました。
そして今、熱を計ったら37.2度。
今夜は日本酒の豊富なお店に飲みに行く予定なので、風邪薬飲んで夕方まで寝ます。
それでは皆さんごきげんよう。
