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50代独身おじさんの日常

キラキラ要素は0%です。

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バーチャル帰省でエモさ味わう

8/12から実家に帰省しております。

iPadやノートPCは持って来ていないので、スマホでシコシコと文字入力しております。

"帰省"とか"実家"と言ったワードは、懐かさしさや安心感みたいな感情を彷彿とさせるものですよね、一般的には。

しかしながら、私の実家は、私が成人し親元を離れてから引っ越している為、帰省したからと言って、旧友や幼馴染も居ない、そんな何の思い出も思い入れも無い場所なのです。

ですので、エモさもゼロなのです。私の帰省は。

だもんで、帰省に伴う一般的なエモさには、昔からずっと憧れを抱いており、皆さんの帰省記事を読みながら擬似体験でエモさのお裾分けを頂いております。

高齢の両親も、今はまだお陰様で健在ではありますが、だいぶ縮んでしまって、動きもスローにはなっています。

まぁ元気でいてくれるのは何よりですが。

 

ところで私には3つ上に姉がおり、姉の方は割と小まめに実家に帰って来て、両親の面倒を見てくれている為、頭が上がりません。

姉は若い頃に結婚して子供を産んで、私から見ると甥っ子と姪っ子も成人し、義兄側のご両親とも上手くやっており、口には出した事ありませんがいつも凄いなぁと思っています。

こう言った一般的大多数のストリームからは早い段階で逸脱してしまった自分にとっては余計に。

で、この姉とは決して仲が悪いとかそんな事は全く無いのですが、連絡を取り合ったりする事は一切有りません。

何というか、実家の母から話を聞き「姉は元気そうなのね」と把握する感じで。

幼稚園児くらいの頃は良く、姉が小学校の友達と遊びに自転車で出掛けて行くのを、一緒に走って付いて行くけど、すぐに疲れておいてきぼりを喰らい、泣きながらトボトボ歩って帰る…みたいな事を通してだいぶ鍛えられた気がします。

きっとその頃から、自由に自分の好きな所へ行けるオートバイや自転車に対する憧れや執着みたいなものが芽生えたのではないかと思います。

 

話がだいぶ逸れてしまいましたので元の軌道に戻しますが、ふと、自分が生まれ育った町は今はどんな感じなのかな?と思い、中学2年生まで生まれてから14年間暮らしていた住所をYouTubeで大雑把に検索をしてみましたら…。

不動産系の賃貸物件の紹介動画や、一般の方の街歩きお散歩系動画が幾つもヒットし、片っ端から動画を観てみました。

元々、私が住んでいた家は、当時建設が計画されていた新しい地下鉄都営12号線(大江戸線)の駅の、まさに出口が出来る場所だった為、辺り一帯が立ち退きとなった訳ですが、実家のあった場所はもはやピンポイントで位置を特定出来ない程に変貌を遂げておりました。

その後地下鉄開通に伴い、道路が拡張されたり、新たに大きな幹線道路が貫かれたりしている為、町並みもスッカリ変わっており、何度も動画を巻き戻しながら記憶の中の町並みや距離感、方向感覚と整合しながら記憶を補正しつつ歩き続けます。(バーチャルに)

感想としては、正直、全く変わってしまったなぁ!と言ったところでは有りますが、1本路地に入ると、まだまだ昔懐かしい風景が残っていて、エモさを味わえます。

 

夏休み、好きな女の子に会えるのではと期待して、偶然を装ってその子の家の前を自転車で何度も通おり過ぎてみたりしたのは、確かこの辺りだよな、とか、こっ恥ずかしさとエモさが沸き起こってきました。

子供の頃駆け回ったちびっこ広場は、こんなに狭かったのか!と驚愕したり、中学校の部活の帰りにコロッケ買って食べながら帰ったあのお肉屋さんはここら辺だったな!と言った思い出が蛇口を解放したかの如く溢れ出ます。

特に遊んでいた場所や通学路は特にエモポイントも多く、何度も巻き戻しちゃいますね。

中1の時に生まれて初めて、女の子に告白をされた神社や、初めてその子と手を繋いだのはこの公園だったなぁとか、当時を思い出すと、今はもう忘れ去っていたこのドキドキエモエモ感を味わえますね。

まぁそれが恋のドキドキなのか、はたまた単なる動悸によるドキドキなのか。そして、込み上げる甘酸っぱさがエモさなのか、はたまた逆流性食道炎による胃酸のせいなのかは解りませんが。

 

そうそう、部活の大会の日にその子が作ってくれたお弁当を食べて食中毒になり試合に出れずにそのまま病院に運ばれた苦い思い出なども、その球場や病院が映るとホロ苦エモポイントとして思い出されます。

今となっては、その彼女がアサシンでは無かったと信じたいところです。

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涼しくなったら、そんな懐かしい町を実際に歩ってみるのも良いかな、って思いました。

動画では確認出来なかった細々とした場所も多々あるので、自分の足で確かめてみるのも良いかなぁと。

 

勿論その時は、特定のお宅の前を用事も無いのに何往復とかして通報される事など無い様、充分留意し2往復程度に留めておきますが。

 

まぁそんなこんなで、枕と布団がいつもと違って熟睡出来ず、何の思い出も無い実家で、思い出の地をバーチャルで練り歩くと言うバーチャルエモ体験を味わった、そんな帰省初日でした。

 

それでは皆さんごきげんよう