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50代独身おじさんの日常

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〇〇博士ちゃん

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私は子供の頃、得意科目と苦手科目の差がとても大きい子供でした。

算数理科は、得意でした。
理由はシンプルで「楽しい」という理由です。
なぜ楽しいと感じたかについては、きっと「答えを導き出す方法(公式など)が存在する」「導き出される答えが1つしかない」「単純に、実験や観察で違いが判るのが楽しい」と言う理由なのかなと思います。
また「将来役に立つ」と言うことを肌感で感じていたのかも知れません。

一方、国語社会においては、まるっきりダメでした。
特に国語においては「この時の作者の気持ちを述べよ」とか、「漢字の正しい書き順」など、全くやる意味すら解りませんでした。

理由はシンプルで「作者がどう思っていようが知ったこっちゃない」「書き順が間違っていようが読めれば問題ない」と言う理由です。

なぜそう思ったのかについては、今でもそう思っているので説明のしようがないのですが、兎にも角にも、そんなことを勉強しても全くの無駄!と考える子供で、そんな無駄な時間を利用して、コンパスや彫刻刀で机に穴を掘り、貫通させるのを生業とした土木工事少年でした。

まぁ今となって思い返せば、この頃から既に、人の心が読めなかった、読もうともしていなかった…んだろうなと腑に落ちる点は多々ありますが、まぁそれは置いておいても、子供心に「役に立たないことをやっても無駄」と思い込んでいたんでしょうね。

社会についてもまるっきりダメでした。
理由はシンプルで「話が突拍子も無さ過ぎて付いて行けない。」と言う理由です。

だって何の前触れもなくいきなり何万年も前の「猿みたいな原人が石器使ってマンモスを狩猟で仕留め、竪穴式住居で…」みたいなところから始まるじゃないですか、社会って。先生も実際に見た事ないくせに。
付いて行け無さすぎて、教室を抜け出して "今日はどこまで行って戻って来れるかチャレンジ" に心を燃やす日々でした。

まぁこれも今となって思い返せば、この頃から既に、コンテクストが理解できない事には急速に興味が削がれていたんだろうなと腑に落ちます。
いきなりピンポイントの細かい内容から始まる議論が苦手で、会議中に白眼を剥いちゃうのは、きっとそんなところが昔からあるんだろうなと。


で、大人になった今、冷静に考えてみると、
「この時の作者の気持ちを述べよ」系は、「この時あなたなら、主人公の少年に何て言ってあげますか?」なら答えられたかも知れないなぁ、と。

また、「漢字の正しい書き順」は、「いろんな書き方をしてみて、1番書きやすい順番で書こう!」なら正しい書き順に興味を持てたかも知れないなぁ、と。

そして、「猿みたいな原人が石器使ってマンモスを狩猟で仕留め、竪穴式住居で…」ではなく、「今のスマホは、ちょっと前までは "ガラケー" だった。ガラケーを使ってコミュニケーションを取っていたが、最初は通話機能のみで、メールなどは出来なかった。だから駅には伝言板が有って…」みたいなグラデーションを伴う時系列で教えてくれたなら最初から興味を持てたのかも知れないなぁ、と。


そういう観点で考えると、算数なんかはとても論理的で、「距離は時間と速度で決まる」と言う至極シンプルな前提があるのが好きでした。
算数は1つ1つ、公式の目的も明確で、子供心にも「自分の生活に役立つ学問」としてワクワクできたのが、大きかったんだろうな、と。

そして、距離=時間×速度と言う公式から、時間=距離÷速度と言う公式が導き出せて、且つ、速度=距離÷時間と言う公式も導き出せるので、教室を脱走する計画を立てる際にも非常に役に立ったし、このペースで机に穴を掘り続ければいつ頃に貫通できそうだ、と言う実体験も伴う成功体験を味わっているので尚更ですよね。

まぁでも作者の気持ちが読み取れなかった様に、教室を抜け出した際にどれだけの大人が心配するかと言うことまでは読み取れない子供だった訳ですけれどもね。
人の心を読み取れないのは、今も尚、ですが。


まぁ子供の頃はとてつもなく苦手だった科目も、大人になっていく過程のどこかで、何かのキッカケで「あ、あれはそう言うことだったのか!」と点と点だったものが線となって繋がることもあるし、そこで興味を持って勉強し直して線と線だったものが面となって拡がりを持つことも多々あるので、小さいお子さんをお持ちの方は小学生の成績などはあまり気にしなくても良い気がします。

大人になったら、仕事中に脱走したり、オフィスのデスクに穴を開けて貫通させたり、しなくなる筈ですから。
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サンドウィッチマン芦田愛菜の博士ちゃん」を観ていても思いますが、「得意」や「好き」を伸ばしてあげれば、「苦手」や「嫌い」を克服しなくても生きていけるって、ほんと思います。

 

blog819tmm.hatenablog.com

私も子供の頃にこんな番組あれば、「脱走博士ちゃん」とか「土木工事博士ちゃん」として取り上げられたかも知れないぁ〜とか訳の解らない事を妄想しつつ…、そろそろ仕事の支度を急がねば…。
まぁそんな訳で、平日最後の金曜日、皆さんごきげんよう

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