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50代独身おじさんの日常

キラキラ要素は0%です。

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確率の話

正直この歳になるまで、降水確率についての解釈を、完全に間違っていたせいで、降水確率が低いにも関わらず、傘を持って無くてずぶ濡れになる事が人生の中で何回もあったなぁ、というお話です。今回は。

降水確率20%って言うのはずっと「10人中2人くらいしか傘を差さないレベルの弱い雨」だとばかり思い込んで居て、全く疑うことがなかったのですが、20%の割にやたらとずぶ濡れになる事が多いなぁ、と長年の間、漠然と不思議に思っていました。

で、ちゃんと調べてみたら、びっくりしちゃったのですが、降水確率とは読んで字の如く、単純に「単位時間の中で雨が降る確率」であって、「雨の量」は関係ないらしいと言う事が解り、ちょっと誰か教えてあげたくなった、という訳です。

ふと、間違っていたのは自分だけ実は皆さん当たり前の様にご存じだったりしたら恥ずかしいな、と思いつつも、私と同様にずぶ濡れ人生を送る方のお役に立てればと、まるで世紀の大発見かの様に書いています。

「雨の量」ではないので、降水確率が20%だとしても、結構ガッツリ降る事も当然ある訳で、そんな時に傘を持たずに外出すれば、そりゃもう、ずぶ濡れになるわなぁと改めて今までのずぶ濡れメカニズムが解明されスッキリしました。
もう、私くらい手慣れてくると、天気予報を見ずともベランダから街を見下ろして、傘を差している人の数を数えて「降水確率30%ってとこか」などと天気予報士ヅラしていましたので、そんな過去の自分を引っ叩いてやりたいところですが、今後は、雨の日にベランダから顔を覗かせている人を見つけたら、「惑わされちゃダメ!雨の量じゃないんです!」って心の中でエールを送ります。


話はガラッと変わりますが、確率の話のついでに「面積は確率だ」と言う話を思い出したのでちょっと紹介します。

「面積は確率だ」と言うのは、東大の数学科の教授の方だったか、助教授の方だったかがテレビか何かで仰っていた事で、それを聞いた時、目から鱗が落ちたのを今でも覚えています。
例えば、円の面積を求める時、小学校の頃に習いますが、円の面積は "円周率 × 半径の二乗" という式で求められます。
円周率が3.14だと言うのは、以下のように、円が一周する時の外周の長さで、それは円の直径の3.14倍の長さである事が解ります。
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ただ、もしも円周率という概念を知らなくても、円の面積を "確率" から求められる!と。

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この左の図の様に、10cm × 10cmの正方形の各辺に接する円の面積は、公式を使えば簡単に求められますよね。
青い円の面積 = 3.14 × 5cm の二乗 = 78.5㎠ と導き出されます。

円周率が3.14だと知らなくても求められる、というのが右の図の様な求め方。
紙に右の図の様に、10cm × 10cmの正方形の各辺に接する円を描き、目を瞑ってボーペンでひたすら点を打ち、1,000個打つ。という事を数回繰り返すと、1,000個打った点のうち、この円の中に収まる点の数は、平均785個となるそうです。
これは確率で言うと785/1,000ということで、確率=78.5%と言えます。
100㎠の正方形の各辺に接する円の面積は、100㎠の78.5%、即ち、78.5㎠となるんだと。

勿論、1,000個、10,000個、100,000個…と増やしていけば行くほど、正確な値に近づいて行くことになり、円周率を知らなくても、確率から面積を求められると解いていて、目から鱗だけでなく目ん玉自体も落ちてコロコロ転がっていき、ちょうど眼球の直径の3.14倍の距離でピタッと止まりました。

まぁそんなこんなで、こういった世の中の真っ当な理論を振り翳して、自分のポンコツさを覆い隠す手法を取る確率は、今後も相当高くなりそうです。

それでは皆さんごきげんよう