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50代独身おじさんの日常

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難しいことを難しい言葉のままで理解するのは難しい

80年代後半辺りからのバンドブームに乗って、私がギターを始めたのも10代の頃。何だかんだでギター歴も35年となりました。

「ギター歴、35年です」と言うと物凄く上手なんだろうなと思われることが多いのですが、騙されないで下さい、私は永遠の初心者です。

今でこそ毎日基礎練習として運指練習などを真面目にやっていますが、若い頃は弾きたい曲をコピーしてその曲ばっかり弾いて、飽きるとまたしばらく弾かず、また良いなと思った曲があればコピーして…と言う日々だったので、技術面での進歩は牛の歩みで、簡単なコードを幾つか組み合わせて弾ける曲しか弾けない、といった状態で、ギターソロなんかも苦手でした。

そもそもバンドを組む様な友達もあまりいなかったもんで、もっぱら自室でアンプに繋ぎ、近所迷惑にならない様にヘッドフォンで出力した音を聞きながらの練習でしたので、人気アニメの“ぼっち・ざ・ろっく!”に近い練習環境でしたが、当時は金欠学生の身分なのでPCの音楽ソフトなどの機材も持っておらず、Youtubeなどでの情報収集なども無かった時代だったもんで、上達するのにはホント時間がかかりました。てかまだ初心者の域からは脱していませんけど。

で、40代に差し掛かった辺りから何故か急に「ギターは歳を取っても続けられる手軽で良い趣味だし、1人でも出来るし、指を動かすからボケ防止にもなるし。」と思い始め、「歳とった時にはそれなりに大人っぽい渋い音楽(JAZZとか)が弾けた方がカッチョイイだろうなぁ」なんて風に思う様になり、ギターを“ちゃんと基礎練習からやり直そう!”と。

とは言え、これまでずっと完全独学で教則本やコードブックを読んだりTAB譜を見てコピーするくらいしかした事がなく、全く法則性みたいなものが見えず、基礎練習と言っても一体何から始めたら良いのか解っていなかったですし、闇雲に退屈な運指練習(※何の目的でやるのか曖昧な、と言う意味)をやるのもアレなので、まずは音楽理論から勉強して、自分が何を理解出来ていなくてどこで躓いているのかを知る方が手っ取り早いのかなと。

音楽理論。若い頃は全く音楽理論が理解出来ず「難しい」と言う印象を持っていましたが、今は便利な世の中でYoutubeなどを漁れば、とても解り易く音楽理論についてまとめられている動画が沢山あって、比較的すんなりと音楽理論が腹落ちしました。

これは何にでも言える事だと思いますけれども、難しいことを難しい言葉のまま理解しようとすると頭に入ってこないですが、何か身近なものやことに例えると論理的に頭に入ってきますよね。ちゃんと理解するには自分自身がアナロジーできるかどうか、ってところに通じるなぁと。

音楽理論を理解していなくても楽しく音楽はできるし何も困らないけど、初見の曲にアドリブでギターソロを乗せたり、耳コピがし易くなったり、音楽理論を理解していると色々と出来る事が増えるし色々と近道だ、と言うアハ体験を体感できたのは40代を超えて衰えゆく自分の実体験としては非常に大きかった様に思ます。もっと若いうちからやっておけばよかったと思う事の大きな1つです。

そんなこんなで音楽理論を理解して、ちゃんと意味のある基礎練習をする様になって以来、基礎練習自体が楽しくなってしまい、毎日基礎練習だけは欠かさずやる様になったのですが、基礎練習が楽し過ぎて、なかなか本来の目的であるJAZZオヤジなる!と言うフェーズに移行できておりません。

まぁ気長に60歳くらいまでにはJAZZギターをシレッとした顔で弾ける様になれれば良いなと思っているので、細々と黙練を続けて行こうと思いますが「ん?だから何なの?」と言う中途半端な意思表明で何のオチもなく今日は締め括りたいと思います。

それでは皆さんごきげんよう