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50代独身おじさんの日常

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優先度

物事の優先度を考える上で、我々が騙されやすいのが「緊急性」。

緊急性が高い案件はなぜか優先度「高」と設定されがちだったりします。

でも、実際には、「緊急性」って、時間が遷移して行くにつれて徐々に高まって行き、あるピークポイントでMAX状態になって、それを超えると急速に下がって行く訳ですよね。

「オシッコ、まだ我慢できるもん」→「ちょっとヤバイかも」→「あぁ漏れるぅ!」→「あ!…。。。」

って感じに、緊急性ってのは時間の遷移を共に変化して行くものなんですよね。

※この例の場合、漏れるギリギリのところが緊急性Maxで、漏れてしまった瞬間から緊急性がガクンと下がると。

なので、緊急性にばかり意識が持って行かれてしまうと、本来の優先度を見誤ってしまうという罠にハマります。

じゃあどうすれば良いの?って話ですが、「緊急性」の軸とは別軸にある「重要性」と言う軸を考慮すると、比較的正確に優先度の設定ができて、適切な計画立案ができる様に思います。

重要性は、緊急性の話とは異なり、時間の遷移には影響を受けない普遍的なこと、とでも言いますかね。

幾ら急いでいても、幾ら漏れそうだとしても、トイレの便器の外にOBしちゃダメなので、そこは譲る事のできない重要なポイントな訳です。

昭和の時代も、平成の時代も、令和の時代も、トイレの便器の外にOBしちゃダメという普遍性…。イメージできますよね。

そしてちゃんとOBしないようにミッションを遂行するには、それなりのトイレトレーニングが必要な訳で、おむつが取れたばかりの子供ではなかなか難しいので、訓練期間が必要な訳ですよね。

 

なので、優先度を考える場合は、こんな感じで考えると良いのかもしれないと思います。

 

優先度=重要性×緊急性

この2軸で優先度を定義すると、4段階にレベル設定できます。

・優先度【S】=重要性【】×緊急性【

・優先度【A】=重要性【】×緊急性【

・優先度【B】=重要性【】×緊急性【

・優先度【C】=重要性【】×緊急性【

 

それぞれの優先度のイメージですが、こんなイメージで捉えるとイメージしやすいかもしれません。

優先度【S】とは、必ずやらなくてはいけないことで、且つ期日が近いもの

例えば、早急に解決しないと業務が止まってしまう様な事象、あるいは早急に対応しないとどんどん傷口が拡大して取り返しが付かなくなる様な事象への対応など。

優先度【A】とは、必ずやらなくてはいけないことだけれども、期日は当分先のこと、しかし今のうちから着手しておかないと一夜漬けでは何とかならないこと

例えば、人材育成とか人間関係構築とかある程度中長期計画の中で取り組んでいかないと手遅れになることなど。

優先度【B】とは、期日が近いので急いではいるけれども、誰でも対応出来ることや、別の手段で代替が可能なこと

例えば、クレームの1次対応(上司へエスカレーションするまで)とか、メール対応(今すぐ返信しなくても後で電話すれば一瞬で済む)とか、緊急ではあるのだけれども、どうにでもなること。

優先度【C】とは、優先度【S】,【A】,【B】全て対応して他にやることがなければ着手するレベルのこと

例えば,わざわざ今期にやらなくても来期にやれば良い様なこと(=来期に回すべき案件)。

 

ここで結構判断を見誤ってしまうポイントとして、【A】と【B】の優先度を逆にしてしまうケースがあり、ついつい緊急性の高い方を先に着手してしまう場合が割と多く有りますが、後から後悔しないようにするには【S】>【B】>【A】>【C】ではなく【S】>【A】>【B】>【C】の方が計画をコントロールし易くなるかと思います。

例)発展途上国に食料を寄付するのではなく、農業の手法やノウハウの伝授とそれに携わる人を育成する、といった例で言うとイメージしやすいかもしれません。

この例で言うと、食料支援は優先度【B】で、手法やノウハウ伝授は優先度【A】のイメージです。暫定対応と恒久対応、みたいなイメージとも言えますので、まずは【A】を推進しつつ、【A】の活動の効果が出て来るまでは継続的に【B】の支援を行う、と言う考え方です。

 

まぁこんな感じで優先度を考えてみると、優先度を見誤ってしまって失敗すると言うケースもかなり減っていくのかなって思います。

 

…とか書きつつ、私は自分の人生において優先度を見誤り、若い頃「結婚はまだまだ先で…。」と「緊急性」が低いと思い込み、家族を養う責任感や社会貢献の意味での結婚の「重要性」の部分を全く加味せずにいた結果、今こんなタイトルでブログを書く羽目になっているので、思いっきり全力で白眼を剥いております。

まぁ何はともあれ、死後数ヶ月間誰にも発見されないなんてことにならぬ様、今からでも人生における優先度【S】が何なのか、ちゃんと考えておきたいと思います。

それでは皆さんごきげんよう