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50代独身おじさんの日常

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決め付け話法

私は多摩川のすぐ近くに住んでいるのですが、河川敷のグラウンドでは少年野球チームが試合をやっていたりします。
私も子供の頃、小1〜6まで少年野球チームに入っていたのもあって、ついつい缶ビール片手に懐かしい気持ちで見入ってしまいます。

少年野球といえば「ピッチャービビってる!ヘイヘイヘイ!」っていう、超有名な、そしてよくよく考えると超絶面白いコール&レスポンスが存在します。

アレ、誰が最初に言い出したのか分かりませんが、割と全国の少年野球チームで浸透していたりするので、なかなか不思議です。
だって大人の野球では絶対に言わないじゃないですか、でも子供の世界にだけ存在する世界観なんですよね、きっと、多分。

これってもう究極の決め付け話法ですよね。
だって、ピッチャーがビビっているか否かは全くお構いなしに、ストロングスタイルで「ビビってる」と決め付けてくる訳ですから。
しかもですよ?何ならピッチャーの方が全然格上だったりする訳です。
プロ野球の様に拮抗した戦力同士の戦いではなく、小学生といえば学年によっても身体の大きさも戦力もバラツキまくる訳ですから、格の違いが大きく現れる訳ですよね、大人の野球よりも。
だもんで、完全なる格上のピッチャーだと解っていても、弱小チーム側が頭ごなしに「ビビってる」と決め付けるあの精神性、面白みがジワジワ湧いてきて、ついついニヤついてしまいます。
更には完全不利な状況なのに「ヘイヘイヘイ!」と煽ってみたりして。
そんでもって、散々煽っておいて、味方のバッターはあっさり三振しちゃったりして。
もう考えれば考えるほど、ジワジワ面白みが湧き出てきてしまい、一人試合を観戦しながらニヤついてしまって困ります。
近い将来、通報されるかもしれません。

でも、こういった根源的な面白さの中にも、応援しているママさんパパさんの前でヒットを打って嬉しそうにはにかむ少年の顔は、とても誇らしく、そういうピュアな部分が1mmも残っていないおじさんにとっては、小さな身体で一生懸命プレイしているってだけでもう胸がキューっとなる瞬間だったりもして、涙ぐんじゃいそうになったり。
もう感情が乱気流に突入した旅客機の如く上下動しまくりまくる訳ですが、そんなおじさんの感情の機微はお構いなしに、試合はどんどん進み、例のコール&レスポンスも相変わらず波状攻撃の如く繰り出されるもんで、もう、ニヤついたり涙ぐんだりで忙しすぎてどっと疲れが出てしまう訳です。

まぁそんな訳でビール片手に涙目でニヤついているおじさんを見掛けたとしても、くれぐれも通報しないでくださいね。
おっさんビビってる!ヘイヘイヘイ!通報ビビってる!ヘイヘイヘイ!
ビビってる!ヘイ!ビビってる!ヘイ!通報ビビってる!ヘイヘイヘイ!

それでは皆さんごきげんよう