月火といずれも12h以上働き、ストレスにまみれていた私は、水曜日は定時で仕事を切り上げました。
朝の時点でそう宣言していましたので、有言実行というやつですね。
以前から通り掛かる度に気にはなっていたけど、タイミングが合わずなかなか訪れることができなかったちゃんこ屋さんが強烈な引力を放っており、私は吸い寄せられて入店。
多分、何店舗か展開しているチェーンのお店ですが、個人経営的な雰囲気がプンプン漂う良い感じのお店。
まずは何はともあれ、命の水、生ビールを頂きます。
ストレスでパンパンだったコップを、ビールで入れ替える気持ちで勢いよく。
生きてはいますが、生き返るという表現以外に当てはまる言葉はありません。
お通しは筑前煮っぽい煮物の小鉢。
独り者にとって、この手のお通しはとても嬉しいです。
うん。幸先良いスタート。
ポテサラが土俵に上がりました。
ここのポテサラは、ソースが掛かっているタイプ。初めての対戦。
ジャガイモ＋ソースなので、ポテサラなのに、口の中ではコロッケを食べている様な錯覚を引き起こす不思議な感覚。
クルクル舞の海の相撲みたいで、たまにはこういった変化球も良いですね。番付は小結。
お次は、しらすおろし。
仕事で溜まったストレスの中にはイライラ成分も多く配合されていたので、小魚でカルシウムを補填する寸法です。
醤油を垂らして頂きます。
つい前回放送分の鬼滅の刃を思い出し、壺の鬼が繰り出した血気術によるしらすおろしという設定で、私は霞の呼吸で食べました。
しらすおろしは安定の美味しさです。番付は関脇。
お次は、お刺身三点盛りの土俵入り。
鯛、鰆、鮪の三者による三つ巴。
この、角のたった鮮度の高いお刺身！！
ちょっとお高めの価格設定だったけど、抜群に美味しかったので納得。番付は大関。
こちらも霞の呼吸で頂きました。
全集中し過ぎて、ビールがあっという間に無くなりました。
銀嶺月山(本醸造)。
お刺身が美味し過ぎるので、日本酒に手を染めます。
一時、「日本酒は純米大吟醸に限る！」的なことを、オシャレな大人の隠れ家系の雑誌とかで取り上げられた時から感じていた違和感。
私は本醸造(アル添)も大好きなので、なんで偏った方向に意識統制をしようとするんだろう？と、ずっと当時から思っていました。
純米系には純米系の美味しさがあるし、アル添にはアル添の美味しさがある。ただそれだけなのになぁ、と。
まぁそんなことを思いながら、チビチビと銀嶺月山を。
ちなみに、写真の撮り方が下手過ぎて、とんでもなく大きいお猪口で飲んでいる様に映りますが、お猪口は0.5合猪口で、その後ろに佇む銀嶺月山は、一合瓶です。
お次は、焼き鳥5種盛りの土俵入り。
カウンターで飲んでいる時に、ずっと目の前で焼き鳥が焼かれている匂いと煙が食欲を刺激し続けていたので、今日の大一番の取り組みです。
ちゃんこ屋さんだけど、焼き鳥は絶品でした。番付は横綱。
勿論5本とも美味しいのだけど、タレが美味しい。
今ブログを書きながら思い出しても、パブロフの犬の様に涎が垂れそうになります。
お次は、あさ開(純米)。
一旦日本酒に手を染めると、もう日本酒ロードまっしぐらになってしまいます。
しかも、いわゆるプレミアム系と言われるラインナップではなく、全国から選りすぐった日本酒を取り揃えているので、自制心というブレーキが故障しそうで大変でした。
お腹もだいぶ満足したタイミングで、ふと「ちゃんこ屋さん」ということを思い出しましたが、時既に遅し。
もう私のお腹にはちゃんこ鍋が入る余地がない為、次回のお楽しみにとっておこうかと思います。
平日ど真ん中の水曜日の18:00くらいに入店したのに、奥の座敷では宴会の雰囲気だったり、次々小さなお子さんを連れた若いお客さんも来店する、良い意味で不思議なお店でした。
お店の大将がテキパキとしたすごく良い感じの働きっぷりだったので、そういうところに惹かれて集まる地元の常連客なのかもしれません。
美味しい料理と美味しいお酒で、溜まりに溜まった私のストレスもリセットできたかと思います。
とか言いながらも、帰宅後、何となく日本酒が飲み足りない感じがあり、追加で2合、黒松剣菱を頂いちゃいました(照)。
自宅近辺の飲み屋さんもだいぶ潰し込めてきていますが、まだまだ入ったことの無い、狙っているお店が幾つかあるので、それも楽しみにしつつ、今週残り2日頑張ります。
まぁそんな訳で、皆さんごきげんよう。
