気の進まない頼まれ事でも、気の利いた一言を添えられると、「しょうがないなぁ〜もう」とか言いながら、ちょっとその気にさせられて割と気持ち良く引き受けてしまっている自分に気付くケースって、ありませんか?
そして、その一言を裏切らない様、プライドが発動して思いの外、高いクオリティでアウトプットしてしまったり。
人間なんだから誰しもそう言ったところが多少なりともあるかと思います。
ただ単に「これ15時までにやっといて!」と仕事を投げられると、誰から、どんな内容か、にもよりますけれど "無茶振り" と感じる事もあるかと思います。
でも、「これを頼めるのは〇〇さんだけ」とか「15時までに完成できるスピード感とスキルを持っているのは〇〇さんだけ」とか、そう言った "その気にさせる" 一言を添えるだけで、依頼された側の受けるストレスの量や質はかなり違ってくる様な気がします。
自分が誰かに何かを依頼しないといけない時には、心に余裕が無い時でもそういった配慮を忘れぬ様、自分に言い聞かせています。
まぁ、前置きはこの辺にして、本題に入ります。
最近、業務上においてもChatGPTを活用するシーンが増えており非常に助かっています。
例えば、「1つのフォルダに格納した文字コードがUTF-8のCSV形式の複数のファイルを、一括でShitーJISに変換できないかなぁ」的なニーズでネット検索しようすると、実現できる手段に辿り着くまで割と大変だったりします。
良くあるパターンとしては、似た様な要望を誰かがYahoo!知恵袋とかで質問していて、その回答内容を試してみたりするのですが、イマイチ上手く行かなかったり、そもそも質問者のニーズと自分のニーズに差異があるので、100%ズバリな回答には出会えない、と。
こう言うケースでは、俄然、ChatGPTに問い掛ける方が効率的だなと実感しています。
例えば、ネットで検索してそれっぽい対応策に辿り着いて、それを試してみて、でもその方法で上手く行かずまた別の方法を模索して…と繰り返し、最終的に解決するまで2時間かかるとすると、ChatGPTに問いかけた場合は、数回のトライ&エラーをすればものの15分で解決に至るので、すっかりChatGPTに頼る機会が増えております。
で。冒頭の話に戻るのですが、ChatGPTに指令、指示を出す際に「その気にさせる一言」を添える、と言う話です。
例えばさっきの様なニーズでChatGPTに問い掛ける時には「敏腕SEとしての意見を述べて!」とか「新進気鋭のプログラマーとして斬新な実現方法を考えて!」と言った様に、ChatGPTに役割を与え、その気にさせる一言を添えると、返って来る回答の精度がグンと上がる事に、最近気付いてしまった訳です。
数回のトライ&エラーが必要なのは、こちらのオーダーの出し方が悪い事を意味します。
「1つのフォルダに格納した文字コードがUTF-8のCSV形式の複数のファイルを、一括でShitーJISに変換できないかなぁ」
こう言った記述でオーダーするよりも、もっと明確に条件提示してあげると良い、と言うことも私は最近学びました。
「以下の様なニーズを満たしたいのだけれど、敏腕SEとして、幾つか方法を提示して貰いたい。
〈ニーズ〉
・CSV形式のファイルの文字コードを変換したい。
・具体的には、UTFー8からShift−JISに変換したい。
・CSVファイルは複数存在する。
・CSVファイルは1つのフォルダに格納されている。
・文字コード変換の処理は、複数のCSVファイルに対し、一括で行いたい。」
上記に挙げたニーズの他にも、検討する上で必要な情報があったらどんどん言って欲しい。」
みたいな感じで、ChatGPTがその気になってくれる様にオーダーを出すと、かなり精度の高い(場合によっては一発解決)回答を得られる、というコツがある事を私は最近学びました。
実際に上記の様なオーダーに対して、3つくらい解決策を挙げてくれるので、自分のスキルや実現する為の環境構築なども含め、1番実現しやすそうな方法を選び、更に突っ込んで質問してくと、ほぼズバリな手段に辿り着けるっぽいです。
これを応用して、ChatGPTに大喜利をさせる時は、「大喜利の名手の千原ジュニアが出しそうな回答をお願い」とか「他人と違った観点で切り込むバカリズムが言いそうな回答をお願い」みたいに添えると、同じお題を与えても返ってくる回答がかなり変わって来るので、役割を与えることは割と重要なポイントなのかなって思っています。面白いかどうかは別として。
まぁそんな訳で、私も誰かに、その気にさせられたいところですが、まぁそこはChatGPTにオーダーしたいと思います。
それでは皆さんごきげんよう。
スポンサーリンク