スーパーのレジで会計を済ませる際、レジ袋の要否を問われるくだり、あるじゃないですか。
私は常に、ecoバッグを携帯しているので「いいえ結構です」と答えます。
すると…
「ご協力有難うございます」と言われます。
モヤ〜っとします。
まず、"私は一体何に協力をしたのだろうか?" と。
仮に、地球環境保護の観点でプラスチックごみの削減に向けた取り組みに対して協力している、のだと解釈する事にします。
レジ袋有料化は2020年から全国で義務化された訳ですから、納得しているかどうかは別として、私は国民としてその義務を全うする為、ecoバッグを使っている訳です。
義務だから、仕方なく対応している事なので、協力していると言うのとは、どうもニュアンスが違う気がするのです。
だって、義務教育だから仕方なく小学校に6年間通った訳で、卒業時に親や先生から「協力してくれて有難う」なんて言われませんでしたし、きっと義務教育を受け終わって誰かから「協力してくれて有難う」と言われた方って、居ないんじゃないですかね?
じゃあ、レジの担当の方は、何に対して「協力してくれて有難う」と言っているのでしょうね???
レジ打ち担当者視点に立って考えてみると、"袋に詰める手間が省けて助かります!" と言った意味合いであれば、私は協力してあげたとも言えますので、納得できます。
でも、もし仮にたまたまecoバッグを携帯していない場合や、手持ちのecoバッグでは入りきらないと判断した場合は、レジ袋の要否を問われたら、「大きいサイズ、1枚、お願いします」と答えます。
すると、レジ打ち担当の方はその私の宣言に対しても「有難うございます」と答えます。
この「有難うございます」は、何に対しての有難うございますなんだろう!?!?!?と、これはこれでモヤ〜っとしちゃいます。
私はレジ袋有料化が義務化されたのにも関わらず、お金を払ってまで地球環境の保護活動に対して、足を引っ張る様な事をしている訳ですから、「次から忘れずにecoバッグを持って来てくださいね?」と嫌味を言われる立場なのは解りますが、それに反して「有難うございます」とはどういう了見なんだろか!?
レジ打ち担当者視点に立って考えてみると、スーパー側の売り上げが上がるので、レジ袋を買ってくれたお客さんに対して「有難うございます」と言うのは、理解できます。
袋1枚3〜5円としても、チリも積もれば大きな売り上げとなる訳で、売り上げが上がればご自身の時給にも反映する訳ですから、レジ打ち担当者視点での「有難うございます」は納得もできます。
しかし、スーパーの売り上げは上がるかも知れませんが、スーパーとしてはプラスチックごみの削減に対して、熱心に取り組んでいないと言う評価にも繋がりますので、これはなかなかのパラドックスな訳です。
じゃあ今度は、レジ袋の要否を問われた際に、「いいえ結構です」「ご協力有難うございます」のやり取りの後に、「すみません、やっぱり大きいサイズ、1枚下さい」と言えば、きっと「大きいサイズ1枚ですね、有難うございます」と答える事でしょう。
どっちにしても、レジ打ち担当者の口からは「有難うございます」と返ってくる訳です。
これ、モヤ〜っとしませんか?
でも、この手のモヤ〜っとする事を、何が最適解なのか考える事は、実は結構好きだったりします。
そんな事を、昨日 id:RubyLeo さんのBlog記事を読み、感じました。
モヤモヤと健康の味を考える
で、なんだかこういうモヤモヤを感じる時、ふと脳内でタブレット純さんの「算数の文章題」のネタが流れ始めます。
"この問題に答えがあるとしたなら〜…" と。
まぁそんな訳で皆さんごきげんよう。