スポンサーリンク

50代独身おじさんの日常

キラキラ要素は0%です。

当ブログはGoogle Adsense,アフィリエイト広告を利用しています

野村再生工場

自分の中で1軍と2軍、どちらに割り振るかでとても迷うのが、Tシャツ。

普通に外出する時に着る比較的新しい清潔感のある選手達を中心に、1軍は構成されています。

一方、2軍は1軍での役目を終え、あとは部屋着としての余生を送るだけの、そんなくたびれた表情のベテラン選手達で構成されています。

勿論2軍選手達は、数多くの洗濯と外干しが繰り返されたそれなりにヤレタ感じになっているので否応なく部屋着コースまっしぐらなのですが、結構気に入っていたデザイン/色の選手の場合は、そのヤレタ感じの風合いが逆に良いじゃん!と思えて、再度1軍登録してしまうケースも、私の場合、割と良くある話だったりもするのです。

しかし、そんな1軍に返り咲いた元2軍の御老体選手を意気揚々と外出時に着用して出掛けようものなら、ショーウィンドウに映った自分の姿が急に見すぼらしく思えてくるというセルフ処刑を下される事も、これまたかなりの確率で発生します。

そんな時は日陰の道を伏し目がちに存在感を消しながらそそくさと帰宅して1軍選手に着替えてから改めて出かけます。

きっとその選手を着用していた時の思い出や、思い入れ、或いはまだまだイケるという思い込み、思い違い、そんなバイアスがかかった状態、いわゆる贔屓目で2軍選手達を見てしまい、判断をブレさせてしまうんでしょうね…。

…とTシャツについて書きながら、ふと、これって自分自身に対しても当てはまるなぁと思ってしまいました。

点滅する青の歩行者信号、当然赤に変わる前に余裕で渡り切れると交差点を渡ろうとするも、勢い良く最初の一歩目を踏み出した刹那、足首をグギッと捻って意気消沈し渡るのを諦める、とか、知人と飲みに行って“今日は飲むぞー!”と意気込むも1軒目で「お互い、酒、弱くなったよね…。」となり、とても健全な時間帯に解散する、そんな“まだまだイケるぞ詐欺”がここ数年で二次関数的に蔓延しております。

自分ではバリバリの1軍選手のつもりでいても、それはもう過去の話で世の中的には2軍選手の刻印を刻まれた部屋着Tシャツなんだなぁ実感します。

まぁ、とは言え、2軍選手には2軍選手なりの戦い方(誰との?)があるので、ヤクルトスワローズの野村元監督の「野村再生工場」の様に、自分のできることと活躍できる領域などをきちんと見極めて、イキることなく着実に戦っていきたいと思います(誰と?)。

そんなこんなで1軍2軍の皆さんごきげんよう